Topページ > 基礎知識 > 年収別にみるソーシャルレンディング分配金の税率についてPart2
2016年12月21日

前回、ソーシャルレンディングからの分配金が年間50万円あった設定にて税率がどれくらいになるかの記事を書きました。

年収別にみるソーシャルレンディング分配金の税率について
ソーシャルレンディングでの分配金の税金は分離課税ではなく、雑所得として計上し総合課税として計算しなければいけません。詳細は下記の記事参照ですので税率は人それ...

この記事を書いた後にマネオのマーケット情報を見ましたが対象者が少ないと思いましたので、もう一度前提条件を変更して計算してみます。

前提条件

マネオのサイトにマーケット情報というページがあり、登録している方の属性の統計表示がされています。

前回の記事ですと分配金が年間50万円でしたので利回り5%だったとしても1000万円の運用が必要な方のみとなりました。1000万円以上を運用している方は統計によると全体の5%ぐらいでしょうか?

ですので今回はボリュームゾーンの100万円〜200万円を運用している方で運用益が年間10万円だったとして計算してみます。

年齢的には30〜40代の方が多いので配偶者控除を入れた前提で計算してみます。

会社勤めの給与所得者、専業主婦で配偶者控除あり、子供は高校生未満

まずは所得税の課税所得の計算です。計算式は↓となります。

給与年収 + 分配金10万円 – 基礎控除 – 給与所得控除 – 社会保険控除  – 配偶者控除 = 課税所得

年収 分配金 基礎控除 給与所得控除 社会保険控除 配偶者控除 課税所得
200 10 38 78 28.32 38 27.68
300 10 38 108 43.32 38 82.68
400 10 38 134 56.64 38 143.36
500 10 38 154 68.28 38 211.72
600 10 38 174 83.28 38 276.72
700 10 38 190 98.16 38 345.84
800 10 38 200 106.80 38 427.20
900 10 38 210 111.00 38 513.00
1000 10 38 220 115.80 38 598.20
1100 10 38 225 121.80 38 687.20
1200 10 38 230 124.80 38 779.20

上記の課税所得から所得税額、住民税額を計算して最終的な税率を出してみます。住民税は所得税の課税所得を使用しているため若干低めに出ています。

年収 課税所得 所得税率 控除額 所得税額 住民税額 総納税額 税率
200 27.68 5% 0.00 1.38 2.77 4.15 1.66%
300 82.68 5% 0.00 4.13 8.27 12.40 3.54%
400 143.36 5% 0.00 7.17 14.34 21.50 4.78%
500 211.72 10% 9.75 11.42 21.17 32.59 5.93%
600 276.72 10% 9.75 17.92 27.67 45.59 7.01%
700 345.84 20% 42.75 26.42 34.58 61.00 8.13%
800 427.20 20% 42.75 42.69 42.72 85.41 10.05%
900 513.00 20% 42.75 59.85 51.30 111.15 11.70%
1000 598.20 20% 42.75 76.89 59.82 136.71 13.02%
1100 687.20 20% 42.75 94.69 68.72 163.41 14.21%
1200 779.20 23% 63.60 115.62 77.92 193.54 15.48%

※税率は給与年収+分配金10万に対する税率です。

前回計算したよりも税率は低くなりました。そして今回も還付があるかどうか計算してみます。

納税すべき額 – (給与の源泉額 + 分配金の源泉額) = 還付?納付?

2つの源泉徴収額を加算した額が納税するべき額より少ないか多いかで還付か納付になるかを計算することになります。

年収 分配金 給与源泉 SL源泉 総源泉 納税額 差額
200 10 2.65 2 4.65 4.15 -0.50
300 10 10.90 2 12.90 12.40 -0.50
400 10 20.00 2 22.00 21.50 -0.50
500 10 30.59 2 32.59 32.59 0.00
600 10 43.59 2 45.59 45.59 0.00
700 10 58.00 2 60.00 61.00 1.00
800 10 82.41 2 84.41 85.41 1.00
900 10 108.15 2 110.15 111.15 1.00
1000 10 133.71 2 135.71 136.71 1.00
1100 10 160.41 2 162.41 163.41 1.00
1200 10 190.24 2 192.24 193.54 1.30

分配金が年間10万円の場合には年収400万円までは還付があり、年収700万以上が追加納付という結果になりました。年収500万円〜600万円のゾーンの方は還付も納付もないため、税率的には20%に限りなく近いという結論になります。

まとめ

今回は分配金10万円で計算しました。前回の記事よりも多くの方の役に立てばと思います。雑所得20万円以下であれば所得税の確定申告は必要ありませんが、住民税の申告は必要ですので注意してください。ですので結局は確定申告はする方がいいという結論になると思います。

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