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2017年2月9日
志塚 洋介
この記事は 志塚 洋介 が監修しています。

投資をする際に分散投資は重要と言われますが、ソーシャルレンディングにおいて分散投資のメリットとデメリットを考えてみます。

分散投資とは

複数の商品・案件に分散して投資することを分散投資と言います。投資を行う上で、分散投資は重要な手法の一つです。101歳まで投資を続けた米国の投資家フィリップ・キャレットはこう言っています。「分散投資は投機でも長期投資でも重要だ。」

株式投資などと同様にソーシャルレンディングにおいても、1つのファンドに集中投資してしまうことによるリスクを低減するためには、分散して投資することが有効とされています。

分散投資のメリット

分散投資をすることによるメリットはリスクを分散できることです。例えば、一つのファンドに100万円投資する場合、そのファンドがデフォルトしてしまうと、最大100%、つまり100万円の損失が発生することになってしまいます。しかし、10個のファンドに10万円ずつ分散投資した場合そのうちの一つのファンドがデフォルトしたとしても、影響は全体の10%、10万円に抑えることができます。

先に挙げたフィリップ・キャレットは、分散投資することにより

  1. 偶然に左右される部分を最小化すること
  2. 判断ミスによる損失を抑えること
  3. 不足自体が発生したときの損失に備えることができる

と言っています。どうしても不測の事態や偶然の出来事といったことは発生してしまいます。また、どんなにソーシャルレンディングの経験を積んでも、判断ミスをしてしまうことはあると思いますが、そのような不測の事態の発生による損失や、判断ミスによる損失を抑えることができるのです

分散投資のデメリット

デメリットの一つは、最優良案件に集中投資できないことです。優良な案件は、頻繁に出てくるとは限りません。分散投資をすると、自分が最高だと思う案件だけに投資することはできなくなります。また自分にとっての優良案件だけに投資してしまうと、業種などに偏りが出てしまうこともあるため、分散投資の効果が薄れてしまいます。

もう一つのデメリットは、案件管理に手間がかかることです。投資するファンドが増えることになりますので、案件を探すのも手間ですし、その後の状況管理にも手間がかかります。

ソーシャルレンディングで分散投資する方法

ソーシャルレンディングの分散方法としては大まかに4つの方法があります。

融資先事業のセクター分散

ソーシャルレンディングでは、中小企業、再生可能エネルギー、不動産など様々な事業に投資することができます。複数の事業セクターに分散投資することで、1つの事業・業種の環境が悪くなってしまったような場合に対応することができます。

ソーシャルレンディング事業者の分散

ソーシャルレンディング投資では、事業者によって扱う融資先事業に偏りがあります。そのため、事業者を分散することによっても案件事業の分散をすることができます。加えて、ソーシャルレンディング事業者自体の財務状況も投資家に影響を与える可能性がありますので、事業者を分散させることはとても重要です。

国際分散

さらに、国・地域を分散させることもできます。ソーシャルレンディングの案件は、日本国内だけではなく、海外の案件もあります。複数の海外案件に投資することによって、通貨の分散をすることもできますので、為替リスクや地政学リスクを抑えることもできます。

タイミングの分散

投資するタイミングを分散させることも有効な投資手法です。ソーシャルレンディングは他の投資商品よりも経済環境の影響を受けにくいとされていますが、やはり融資先の事業の好不況は当然審査に影響が出ます。そのため、時期によって案件の条件も変わってくる可能性がありますし、デフォルトの確率も変わってくることになります。このように投資タイミングを分散させることもリスク分散の手段となります。

まとめ

比較的リスク管理が難しいと言われているソーシャルレンディング投資ですが、分散投資をすることにより、リスクを低下させることができます。特に、初心者の方や、案件の評価にまだ慣れていない方は、分散投資をしながら様々な案件に触れることもでき、より早く経験を積むこともできるのでおすすめです。

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