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2016年11月12日

maneoの案件の中によくノンリコースローンとの記載があります。例えば下記のような文言が書かれている案件はよくあります。

なお、maneo社と事業者Cの融資契約は「責任財産限定特約付」融資契約(ノンリコースローン)です。事業者Cの返済原資は、事業者Cを貸付人・不動産事業者AAを借入人とする本件貸付債権に限定され、事業者Cがmaneo社に返済できなくなった場合でも、事業者Cの保有する他の財産に対する強制執行はできません。

ではノンリコースローンとはどんなローンなのでしょうか?

ノンリコースローンとリコースローン

一般的に日本国内でよく使われるローンの形態は「リコースローン」です。日本語にすると「遡及型融資」となりますが、英語の方が馴染みがあってわかりやすいです。普通の人が個人にて家やマンションを買う際に使う住宅ローンもリコースローンという形態です。

その逆に「ノンリコースローン」はアメリカなどでは比較的使われているローンの形態です。日本語にすると「非遡及型融資となります。

リコースローンとは

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例えば家やマンションなど高額な物を買う際にローンをして借りたお金に金利分を足した金額を返済していくのが一般的なローンですが、もし何かが起きて返済できなくなった場合の扱いが変わってきます。

例えば1戸建ての家を3000万円で購入して、35年の住宅ローンを組んだとします。仮に購入時にサラリーマンだったとして10年後、事故によって仕事を継続できなくなり返済ができなくなったとします。

自宅が建っている土地とその上の建物には銀行が抵当権を設定しており返済ができなくなった場合には差し押さえられて売却されることとなります。まずは任意売却にて売却を試みて、売れなければ競売にかけられて売却されます。

そして仮に1800万円で売却ができたとします。そしてローンの残債が2300万ほど残っていた場合に残りの500万を今後どうにかして返済していかなければなりません。あまり想像もしたくないシュチュエーションですが、ローンを受ける際にはこういった事も想定して団体信用保険に入ったり、その他の保険を掛けたりした方がいいでしょう。

当たり前ですが借りたお金はどうなろうと全額返さなければいけません。残った500万円という額をなんとかして返していく、これが一般的な国内のローンであり、リコースローンと呼ばれる形態です。

ノンリコースローンとは

一方ノンリコースローンでの融資の場合には、仮に返済ができなくなり、家やマンションを差し押さえられ売却となった場合に、それがいくらで売れようが担保物件を手放せば債務はゼロになるローンの形態です。

仮に上で説明した2300万円の残債がある状況で、家を手放したとして、それを後に銀行が売却することで1800万円にしかならなかった場合でも差額の500万円は銀行が損失を出すだけで、借手に対して債務が残ることはありません。

これだけ聞くと素晴らしいローンの仕組みに聞こえますが、銀行側がリスクを負う分、金利にはプレミアム分が上乗せされますし、審査も厳しくなります。

国内の個人向けのローンではあまり聞き慣れないローン形態であり、適用例もあまりありませんが、不動産投資などの専門分野では国内でも使われていることもあるローン形態となります。

maneoにあるノンリコースローンとは

そして本題であるソーシャルレンディングにおいて、maneoにて記載が見られるノンリコースローンの使われ方の説明となります。

いくつかの案件にてmaneoが貸し付ける先の貸金業者に対しての融資に関してノンリコースローンでの貸付にしている場合があります。こちらは全て確認したわけではりませんが、貸付先が「事業者C」の場合が多く、事業者Cはmaneoの関連会社の貸金業者であると予想されます。

出典:maneo.jp

出典:maneo.jp

例えば上記のような場合にはmaneoは事業者Cへの貸付はノンリコースローンにより貸付をしています。これによって仮にこの案件で貸し倒れが起きても事業者Cからは質権設定している担保、すなわち栃木の土地を売却して不動産業者Sから返済された金額以上の金額は回収できない仕組みになっています。

事業者C自体はmaneoからいくつもの案件で資金を調達していますので、案件ごとにリスクを限定させる意味もあると思いますし、ノンリコースだからといって問題があるわけではありません。もちろん関連会社だからノンリコースローンでという部分もあると思います。

そして事業者Cから不動産業者Sへの貸付は恐らくリコースローンだと思いますが定かではありません。リコースローンの場合、事業者Sが返済できなくなった場合には担保物件からの回収に加えて、それ以外の資産がもしあれば、そこからも回収できるようになります。

最後に

ということで一般的なノンリコースローンの説明とmaneoにおけるノンリコースローンの使い方の解説となりました。何かしらの為になればと思います。

 

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