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2017年3月9日

今回はOwnersBookを運営するロードスターキャピタル株式会社様にインタビューをさせて頂きました。

担当の執行役員・運用部長の成田洋さん(左)、そしてクラウドファンディング事業部長の林裕司さん(右)

まずはOwnersBookを立ち上げた経緯を教えてください

クラウドファンディングはインターネットを通じて不特定多数の人から出資を募る仕組みですが、当社の出資者であるNew York Stock Exchange (ニューヨーク証券取引所) に上場しているRenrenグループからのアドバイスもあり、比較的少額の資金を広く集めることのできるクラウドファンディングは不動産投資と高い親和性を持っていると考え、プロの不動産投資家のみがアクセス可能であった不動産投資案件を個人投資家にも切り開いていきたいという思いで始めました。

現在のユーザー数、融資額などの状況、および伸び率を教えてください

ユーザー数は4,800人を超えたところですが、正確な数値はオフィシャルには開示してございませんのでご了承下さい。融資総額に関しては12億6千万円を超えるほどになりました。2015年末に対する比較ではユーザー数・融資額共に400%超を達成しました。

現在の状況についてどう考えてますか

現在、着実に成長しており、良い状況にあると考えていますが、現状に満足することなくユーザー数1万人を目指し、そのためにも、案件数の拡大、案件規模の大規模化に取り組む予定です。

OwnersBookの他社にない特徴、強みアピールポイントがあれば教えてください

弊社のサービスの強みは不動産投資のプロの目利きによる案件選定だと考えており、社内に不動産投資・金融・ITの各分野のプロフェッショナルが在籍している点が強みであると思います。

それともう1点は健全な財務体質だと考えます、弊社では財務内容の開示をしており昨期も売上、利益共に良好な数値となっている点も強みであると考えます。

現在までに遅延、貸し倒れはありますか

今のところ、ございません。

案件の開拓、営業はどのようにしてますか

まず我々には不動産・不動産投資業界での経験が豊富な各社員のネットワークがありますので、そこからのお話が多いです。それ以外にも不動産会社、金融機関等からお話がくることもありますし、弁護士、税理士等の士業関係者との連携もございます。

借手が返済期限までに物件の売却ができなく返済に遅延が起きた場合、投資家にどのような事が起きますか

借主から貸主であるロードスターファンディングへの元利払いに遅延が発生し、かつ投資家様への約定元利払いタイミングに遅延が発生する惧れがある場合にはまず投資家様にご連絡致します。そして遅延した元利払いについては、貸主が回収努力を行います。貸主・借主間の金銭消費貸借契約に基づく遅延損害金を含めて投資家様に分配致します。

返済の遅延があった場合には、遅延何ヶ月目に競売等での売却に動きますか

投資家利益の確保を最大限に勘案し、適切なタイミングでアクションを取ります。具体的に適切なタイミングとは回収価値の最大化を目指し、すぐに動くべきと判断した時は短期で、時間をかけて動くべきと判断した時は時間をかけて、回収作業に当たります。

借手の不動産関連業者は主にどのようなビジネスモデルの企業ですか

主に不動産賃貸業、不動産開発業者です。

借手の審査・与信はどのように行っていますか

以下を総合的に勘案の上、与信判断を行っています。

・過去3年間の財務諸表(定量面)
・経営陣の過去の実績(定性・定量面)
・業界での評判(定性面)

担保不動産の評価はどのように評価していますか

収益価格をメインに評価しています。また、価格を専有面積当たりの坪単価に換算して検証しています。不動産鑑定士を含む社内の担当者による評価の後、社外の不動産鑑定士による評価でもチェックしています。

不動産以外の業種を対象に融資をする予定はありますか

現状は予定しておりません。但し、今後については、不動産以外の業種への融資の可能性はあります。

不動産はバブルかもしれないし、2018年〜2019年辺りに一旦落ちるかもしれないとの見解もあるが、御社としての今後の不動産市場の展望を教えて下さい

弊社の成田がNewsPickに寄稿した記事がありますので、是非そちらを御覧ください。詳しく解説してあります。

【成田洋】新宿に大型商業施設が出現! オリンピック開発・最前線
今年3月。新宿駅南口に、延べ床面積13万6,000㎡超の大型施設「JR新宿ミライナタワー」が竣工した。JR東日本(東日本旅客鉄道)によるこのプロジェクトは、2012年にオー...

リーマンショックの際に中小の不動産デベロッパーが多く倒産してしまったが、OwnersBookの貸付先も似たようなビジネスモデルの不動産業者が多いと思うが、同じような状況になった時のリスク回避等はどう考えていますか

ご指摘のケースに起こり得る価格の下落及び流動性の減少を踏まえ、不動産評価(Value)と LTV (Loan To Value 融資比率)でリスクをコントロールしています。現況の不動産投資マーケットはリーマンショック前のファンドバブル期よりも利回りは高く、健全性のあるマーケットと思われます。よって、足元でリーマンショック級の景気後退は起こりにくいと考えており、仮に今後、景気後退となっても、不動産の資産価値の棄損はリーマンショック時ほど大きくはないだろうと考えています。

貸金業法の制約は厳しく、今後匿名化がさらに進んでいくとの話もあるが、団体をつくったりしてロビー活動するような事は検討していますか

不動産市場及び投資家の健全なる発展に寄与するのであれば、団体への加入やロビー活動の実施も一つの方策と考えています。

会社としての業績は非常によろしいですが、レンディング事業以外の事業概要を教えてください。それらの中で好調な事業としての柱は何ですか

クラウドファンディング事業以外に、自己投資などを含むコーポレートファンディング事業、AM(アセットマネージメント)事業、仲介・コンサルティング事業などを行っております。その中で特に好調な事業の柱はコーポレートファンディング事業及びクラウドファンディング事業となります。

会社としてIPOは目指していますか

会社の更なる成長を考える時、IPOは選択肢の一つと考えています。

今後のOwnersBookの展望を教えてください

OwnersBookでの当面の目標は貸付残高として100億円、会員数としては10,000人を目指しております。それと別のファンディングの方法としてエクイティ型(株式型)のファンディングも計画しております。

いままでは個人が何十億円もする不動産に対して投資することはできませんでしたが、クラウドファンディングという新しいタイプのサービスによって個人でも都内一等地のビルなどに対して投資できるような環境ができつつあると考えております。不動産とITを組み合わせることによって、いままでは実現できなかった仕組みを世の中に提供していければと考えています。


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