Topページ > インタビュー/セミナ > クラウドクレジット運用報告会に参加、クラウドクレジットで何が起きている!?Part2
2017年1月17日

クラウドクレジット運用報告会の続きです。Part1は下記から

クラウドクレジット運用報告会に参加、クラウドクレジットで何が起きている!?
最近巷で騒がせている?話題のソーシャルレンディング事業者、クラウドクレジットの運用報告会が茅場町にて開かれましたので参加してきました。およそ50~70人以上は参...

各ファンドの状況報告

ペルー小口債務者支援プロジェクト

ペルー小口債務者支援プロジェクトは現地の債権回収業者と提携して個人向けの不良債権を安く買取り、減免をさせることによって債権買取価格の数倍の額の回収を目指すプロジェクトです。簡単に言うと個人向けの1万円の不良債権を商業銀行などから200~300円で買取り、直接債務者に交渉をして1,000円払ってもらうことで債務を取り消しにするようなスキームのプロジェクトとなります。

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こちらは順調なようです。ただ話を聞く限り現地の業者は個々の債務者と1人1人交渉しながら進めていくとのことで、オペレーションが大変そうですし、時間もかかりそうなプロジェクトだなと感じました。

欧州3か国個人向けローンファンド(ハイイールド型)

欧州3か国個人向けローンファンド(ハイイールド型)はBondora社のP2Pの個人向け貸付プラットフォームを利用してクラウドクレジット社が運用を代行するような形でファンドを組成し小口に分散化した形にて北欧の個人に対して貸し付ける仕組みとなっております。ハイイールド型なので貸し付け対象の個人は信用リスクは高く貸付利率が高い個人となっていますのでハイリスク型となっております。

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こちらが現在一番問題になっているファンドです。元々ハイイールドとのことで信用リスクの高い個人に高利回りで貸付をするので、一定割合の遅延、及び貸し倒れを見込みつつ最終的な利回りを確保する目論見だったと思いますが、半年以上遅延している個人が41%となかなかの数値になっております。そもそもの平均貸付金利が63.02%と日本では考えられない暴利です。

こちらは担当者の予想とは大幅にかけ離れた遅延率となり、今後遅延している方が返済をしてくれるのか?もしくは貸し倒れになってしまうのか?などの部分が読みづらい状態になってしまっているために投資家には分配金の部分を支払うより先に元本を優先的に返済するようにしているとのことです。

現時点ではこの先の返済、遅延等の予測ができないため、分配金が出るのか、元本が毀損するのかという部分を公式に発言できる状態ではなく、今後タイムリーに遅延、返済状況をアナウンスしていくとのことです。

欧州3か国個人向けローンファンド(バランス型)

欧州3カ国個人向けローンファンド(バランス型)は上記と同様でのバランス型となりますので、信用が若干高い方向けへの貸付のファンドとなります。

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こちらは信用リスクが若干低い方向けのバランス型ですので平均貸付金利も32.48%となり、遅延率もハイイールド型と比較すると低くなってきております。こちらは予定通り運用中とのことです。

欧州3か国個人向けローンファンド(リスク低減型)

欧州3カ国個人向けローンファンド(リスク低減型)は上記と同様でのリスク低減型となりますので、さらに信用が高い方向けへの貸付のファンドとなります。その分利回りは落とした設計となっております。

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こちらは更に信用リスクの低い方への貸付で貸付金利は低く、それに比例して遅延率も低くなっております。こちらも順調に運用中とのことです。

マイクロローン事業者ファンド

マイクロローン事業者ファンドはロシア、カザフスタン、スペインをはじめ5か国を対象に個人向け消費者金融を営むキプロスにある貸金事業者Bに対しての融資ファンドです。こちらは貸金事業者Bが貸し付ける先の個人に対しての融資ではなく、貸金業者B自体への融資となります。事業者B社グループはオンラインローンサービスを行うフィンテック企業であり、開業4年でロシア、カザフスタンにて業界1位のシェアを獲得しております。

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2枚目の資料は貸付先のキプロスにある事業者Bの財務内容です。資料を見る限り単月で黒字化しており、8月に赤字がありますが、こちらは新しい国への進出で一時的な出費の為とのことでした。バランスシートを見ても財務内容は問題ないように思われます。

ただし現状ではこちらの企業に対する融資需要が高いため貸付利回りが低下しているとのことで、今後も継続的に同様の利回りにて貸付することは難しそうとの事でした。

ジョージアマイクロローン事業者ファンド

上記のマイクロローンファンドの貸付先の事業者Bのジョージア小会社に対するローンファンドです。

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こちらの企業も単月黒字化しておりますし、何かあったとしてもキプロスの親会社の事業者Bが財務面でサポートできる状態になっているとのことです。こちらはまだ返済実績がありませんが順調にいくであろうとの事です。

質疑応答

Q、クラウドクレジット社は他社と比べて手数料が低いがやっていけるのでしょうか?

A、基本的な手数料は安いが、各ファンドの運用が投資家への提供予定利回り以上で運用できた場合にはその部分の収益は成功報酬で子会社が受け取るような仕組みになっている。もちろん成功報酬型なので投資家への分配が予定利回り以下の場合には成功報酬は発生しない。

Q、他社ソーシャルレンディング事業者での競合会社はあるか?

A、クラウドクレジットの提供している商品は他の国内ソーシャルレンディング事業者の提供している商品とは異なるため、直接的な競合はいないと考えている。

Q、現状の利用者数、投資額などの数値を教えてください。

A、実際に投資をしている投資家数は1300人前後、1人あたりの投資額平均は113万円前後。以前は120万円ほどだった。

Q、国内に対しての投資商品を出す予定はあるか?

A、この先ないとは言い切れないが、現状では考えていない。

Q、今回報告会に参加して今までわからなかった部分も色々と理解を深められた。こういった情報をWebで配信できないのか?

A、法令等考えなければいけない部分があるが、なるべく開示できるようにしていきたい。

まとめ

運用報告会に参加するまでは不明瞭な点が多かったのですが、参加することで色々と各商品の特徴や構成などを知ることができました。クラウドクレジット社は他社とは違った方向でのソーシャルレンディング商品を提供しており、商品の1つ1つの特徴がまったく異なっているために一括りにクラウドクレジットの投資商品を説明することが難しく、正直初心者には理解が難しいであろうと感じました。

ファンドに関しては非常にチャレンジングで面白みがあり、日本人では直接投資するのにハードルが高そうな融資先や国内では実現できないP2Pレンディングの小口化などクラウドクレジットが運用を代行することで日本ではありえない利回りの投資商品を提供できています。ただし先進的が故に予定通りに行かない部分があったり想定外の遅延等が発生したりもしていますが、この部分は今後長く運用していくことで精度も上がってくるかと思います。

ただし「精度が上がる=リスクが下がる=利回りが下がる」という図式ですので、現時点では不明確な部分も含めての高利回りだと思いますので、その点を許容できる方のみ投資するのがいいかと思います。初心者でよくわからない方は投資するべきではありません。

ネット上では続けて遅延が発生した事で、ポンジ・スキーム詐欺ではないかなどとの書き込みがありますが、今回参加した限りでは非常に真面目に運営されており、会社として目指している部分も理解ができましたので詐欺だとか騙しているというような会社ではないと思います。

ただし投資家に利益を還元し続けながら会社としても充分な収益をあげていけるのかという問題は別問題であり今後引き続き見守っていく必要があるかと思います。伊藤忠、Monexなどの大手からの出資もありますので応援されている会社だと思いますし、個人的にも応援したい会社だと思いました。

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