Topページ > インタビュー/セミナ > クラウドクレジット運用報告会に参加、クラウドクレジットで何が起きている!?
2017年1月16日

最近巷で騒がせている?話題のソーシャルレンディング事業者、クラウドクレジットの運用報告会が茅場町にて開かれましたので参加してきました。

およそ50~70人以上は参加しており、印象としては30代~50代ぐらいの男性がメインであり、ちらほら女性も見受けられました。最近のファンド償還の延期など悪いニュースが続いておりましたので、もしかしたら怒号が飛び交うのかと思いましたが、全くそんなことはなく運用報告会としてファンドの現状を丁寧に説明して頂き、ネット上の情報だけでは伝わりきれていなかった部分がかなり理解できるようになりました。

使われた資料は下記からダウンロードができるようになっております。

クラウドクレジット:Crowdcredit
クラウドクレジットは、『世界をつなぐ投資プラットフォーム』として経済的リターンと社会的リターンを両立させる投資を行っていきます。

各ファンドの状況報告

各ファンドの状況に関しては下記の画像によって簡単な状況の説明がされております。

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緑 順調:予定通り
橙 注意:予定とは違いがある
赤 危険:予定とは大幅にずれがある

カメルーン中小企業支援ファンド

カメルーン中小企業支援ファンドはエストニアにあるクラウドクレジットの小会社からカメルーンの現地法人オバンバ社(Ovamba)を通してカメルーン国内の中小企業に貸付をしております。

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こちらのステータスは注意であり、返済に遅延が起きているとのことです。2枚目の資料にある通りファンドは第1〜8回まであり、EがEuro建て、JがJPY建て(ヘッジ有り)となっております。この資料の案件数というのは貸付先企業の数であり、多いファンドの号、例えば003-Jだと20社に分散投資しており、少ないファンドの号、004-Eだと1社のみに融資しているという見方になります。

現状で返済が遅れているのは001-J、002-J、002-Eの3件です。3号以降はまだ返済期限前なので状況は不明ですが、返済日を迎えた案件では3/4=75%で遅延が起きているという状態です。カメルーン中小企業支援プロジェクトはすべての号で貸付先の企業が異なるので、001,002で返済が遅延しているからといって、それ以降の003、004などの案件が返済遅延するとは限らないとのことです。

現時点で返済に遅延が起きていますが、元本が回収できないと確定しているわけではなく、返済が遅れているのでトレードファイナンスによる物的担保を売却することで元本の回収を試みると思いますが、こちらに時間がかかるかと思いますし、最悪元本が毀損する可能性があるかと思います。

東欧金融事業者支援ファンド

東欧金融事業者支援ファンドは東欧で個人向け消費者金融を営む貸金業者A社に対しての融資ファンドです。こちらは貸金事業者が貸し付ける先の個人に対しての融資ではなく、貸金業者自体への融資となります。

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こちらは融資先はキプロスにある貸金業者とのことです。融資の割合的にはほとんどがキプロスの貸金業者向けであり、mintosにはほとんど割り当てていないようです。2枚目の資料はキプロスの貸付先企業の財務内容です。資料を見る限り単月で黒字化しており、バランスシートを見ても財務内容は問題ないように思われます。

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北欧個人向けローンファンド

北欧個人向けローンファンドはFellow Finance、BondoraといったP2Pの個人向け貸付プラットフォームを利用して北欧の個人に対して貸し付ける仕組みとなっており、クラウドクレジット社が運用を代行するような形でファンドを組成し小口に分散化した形で日本の投資家に商品を提供している構図となります。

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こちらはフィンランドのFellow FinanceとエストニアのBondoraというプラットフォームを利用しています。それぞれのプラットフォームでどのような信用リスクの方に貸付しているかは不明ですが、それぞれでの返済状況が2枚めの資料にて記述されております。説明の中では個人向けローンの場合、遅延が起きるのは当たり前であり、貸し倒れに関してもある程度は発生を見越しており、それを前提にファンド商品を作っているということです。

ですので個人向けローンに出資する場合には遅延するのは当たり前との認識で投資を出来ない場合には投資は勧めないとのことでした。ここらへんは国内のソーシャルレンディングと同じような感覚でいると不安になると思います。そしてHP上での事前説明も不足していると思います。今回の説明会にて随分と認識がクリアになりました。

FellowFinanceには世界からお金がどんどん集まってきており、資料にある平均貸付金利の18%では貸せなくなっており、現状だと12〜13%ぐらいに落ちてきているそうです。ですので今後同じような利回りでファンドを出せるかは難しいかもしれないとのことです。

Fellow Finance - Borrow or lend. Smartly.
Fellow Finance - Crowdfunding for People and businesses. A peer-to-peer lending marketplace offers a secure and safe way for lending and borrowing.
Bondora.com
A leading European Peer-To-Peer Lending platform

バルト三国自動車リースファンド

バルト三国自動車リースファンドはエストニアにあるクラウドクレジットの小会社からラトビアにあるMogo社より債券を買取り、小口分散して運用するファンドです。自動車リース債券ですので支払いが滞った場合には自動車を売却することにより資金を回収することができますが、このファンドの場合には支払いが60日間遅れた場合にはMogo社が債券を買戻す条項がついているファンドとなります。

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こちらは既に運用しているファンドに関しては順調ですが、現在ではMogo社にも世界からお金が集まってきている為、買い戻し条項の付かない債権でも売れてしまう状況のようです。買い戻し条項ありの債権だと8%ぐらいの利回りに落ちてきているとのことです。以前と同じような利回りでの債権となると買戻し条項が付かなくなってしまうようですので、同じような商品を今後出せるかは難しいかもしれないとのことでした。

次回へ続く

長いのでPart2に続きます。

クラウドクレジット運用報告会に参加、クラウドクレジットで何が起きている!?Part2
クラウドクレジット運用報告会の続きです。Part1は下記から各ファンドの状況報告ペルー小口債務者支援プロジェクトペルー小口債務者支援プロジェクトは現地の債権回収業...

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